iPhone SEを使い続けて3年経過しましたが、さすがにバッテリー問題には悩まされてます。
バッテリー状態を確認しても最大容量82%です。
最大容量80代になれば、バッテリーも1日持たないレベルなんです。
確認方法
設定を押して、下に少しスクロールします。
「バッテリー」をタップし「バッテリーの状態」をタップして確認できます。
先日こんなツイートをしました。
iPhone SE のバッテリー交換してみて、失敗したらiPhone 12 miniを買い。
成功したら後1年は、初代SEのiOSも大丈夫だから使う。https://t.co/chxifmw5TG pic.twitter.com/5xenae6xCS— ぽん助 (@ponsukeblog11) October 13, 2020
iPhone 12 miniの発表の前日に購入を考えてたら「バッテリー交換できたら後1年は使える」と、ふと思ったわけです。
最初に結果をお伝えします。
ド素人でも成功です!
結果は成功したものの、正直、誰にでもおすすめできる作業ではありません。
興味がある方だけお読み下さい。
この記事では、苦戦した作業、注意ポイント・便利アイテムなども含めて、バッテリー交換キットを使ったやり方の解説をします。
こんな方におすすめ。
- いついかなる事故など個人で行う以上、自己責任で行える
- 交換の為に取り出した純正バッテリーの廃棄処理を行える
*十分にご理解下さい。純正・交換品のバッテリーはLi-ion電池を使用してます。曲がり・衝撃・過度の熱・過度の電圧などで爆発する恐れがあります。作業中の取り扱いには十分に注意しなければなりません。
不安と感じるならば、Appleストアーのバッテリー交換も可能です。費用も記載しておきます。
Appleバッテリー交換
Appleストアーでもバッテリー交換ができます。
費用:iPhone SE ¥5,400
iPhone SEのバッテリー交換キットを選ぶポイントと詳細
必要な工具などは途中の説明に合わせて紹介します。
まずは購入した交換バッテリーキットの説明
「DIGIFORCE LPB-DIGISE 互換バッテリー」
選んだ理由は、純正のバッテリー表記と同じタイプという点で選びました。
mAh多すぎるのも不安に感じるのでこの商品で決めました。
■ iPhone SE 純正バッテリー表記
電圧 | 3.82V |
容量 | 1624mAh |
ワットアワー | 6.21Whr |
■ DIGIFORCE交換バッテリー表記
- 3.82V
- 1624mAh
- 6.21Whr
- PSE表記あり
注意ポイント
- メーカーDIGIFORCEで販売されてるバッテリーには、1624mAh以外にも販売されてますので確認して購入する。
- 容量が多いのが不安であるなら純正と同等の商品を選ぶのが良い。
- *PSE表記の有無は必ず確認する。PSE表記が無い場合は購入を避けるのが良い
iPhone SEバッテリー交換の手順解説
バッテリー交換用のキットの内容
というのも、力技になってしまい破損の原因につながる恐れがあると感じます。
この他あると便利な道具を紹介しておきます。
- 吸盤もう一つ、もしくは専用工具
- 爪楊枝
- 養生テープ
- バッテリーこじ開けヘラ
これらすべて必ず必要になるとは思いません。
ちなみに、今回のSEのバッテリー交換は、妻のSEと自分の2台を交換をしました。
吸盤は2個を使ってますが、それでも1回目の交換は苦戦しました。
2回目は慣れて短時間でできるようになります。
あまり苦戦しないやり方を選択するのであれば、下記の工具がおすすめです。
- ディスプレイを開く専用吸盤工具
- バッテリーこじ開けヘラ
このキットの大きいヘラが必要になると思ってます。
注意ポイント
iPhoneのバックアップは必ずやりましょう。
バッテリー交換で失敗した時には、大切なデーター・写真などは失われます。
では、バッテリー交換手順解説をしていきます。
step
1
iPhoneの電源をOFFにします。
電源ボタンを数秒長押しするとOFF操作画面に移ります。
スライドさせて電源をOFFにします。
step
2
★星型のドライバーを使用して外します。
外したネジの保管は、養生テープなどを使うと便利です。
位置などわかるように、外したネジなどを置いていきます。
参考:養生テープの裏に両面テープを貼ってキット付属のケースに貼っておきました。
step
3
吸盤をディスプレイに固定します。
- ディスプレイに貼られてるガラス保護フィルムを外す必要はありませんでした。
- 吸盤を貼る前に、ディスプレイを綺麗に拭いておくと安定します。(参考:ガラス保護を使用してますのでメガネクリーナーを使って綺麗にしました。)
- 吸盤の位置はホームボタンのギリ上あたりが良い
step
4
難易度
開封する前に注意ポイントを確認して下さい。
注意ポイント
- ディスプレイ側と下の背面側にホームボタンのコードがつながっている。
- コードが短いのでディスプレイ思いっ切り開くと、勢いでコードが切れる恐れがある。
- 付属の吸盤で開ける場合は慎重に開封する。
では開封作業を行います。
初めてだったので開かなくて、最初から萎えそうになった工程です。
思いのほか開くことができません。
下の側面を持ち、吸盤を引っ張るのですが吸盤の付属のリングが細すぎて、指が痛くなります。
手袋や何かをはめて引っ張ることをおすすめします。
- 画像のように引っ張って1mmくらい浮いたら、その状態を数十秒たもちます。(画像では解り難いですが1mmほど浮いた状態です。)
- 手を離して画像のくらいに浮いた状態をキープできたら、後すこしで隙間が出来るようになります。
便利アイテム:ディスプレイ開封工具
本当にこの道具、購入しようか迷ったくらいですからおすすめしたいと思います。
step
5
隙間が最初にできるのは本体の角付近あたりです。その隙間にキット付属のこじ開け工具を刺して固定します。
step
6
1枚刺した状態で、2枚目のこじ開け工具をスライドさせながら開く
この時、ディスプレイなどを破損させないためにも、丁寧にゆっくりスライドさせることが大事です。
step
7
コネクターカバーを外します。
*この時点ではバッテリーが基盤につながってる状態なので、電流を通さない爪楊枝やプラスチック製のものを道具として使うことをおすすめします。
2枚目の画像を参考に赤枠部分にツメがあるので、爪楊枝で上に軽くすくうように動かすと外れます。
ツメが外れた状態
これは、コネクターのカバーです。
この下に配線がつながってるコネクターがあります。
次にコネクターを外します。
キット付属のコネクターこじ開け工具では、コネクターが小さすぎて外せないので、コネクターカバーと同様に爪楊枝で上に動かすと外れます。
コネクターが外れた状態です。
step
8
つながってる配線に気をつけて、ディスプレイを垂直に立てるように固定します。
*電源スイッチがある上の部分には、ディスプレイと基盤の配線がつながってますので、90度以上は曲げないように注意してください。実際に曲がるのは90度も曲がりません。
養生テープを利用すると垂直に簡単に固定ができます。(ガムテープは避ける方がよいベタベタするかもしれません。)
養生テープは剥がすのも簡単なので、少し長めでカットして引っ張るように垂直にしました。
本体の背面に傷ができることもありますので、テーブルに養生テープなどを貼るのもおすすめです。
step
9
バッテリーコネクターを外します。
まずはバッテリーコネクターのカバーを止めてる2本のネジを外します。
*ネジのサイズは同じです。
注意ポイント
- バッテリーカバーの下には両面テープで固定されてますので力技は避けるのが良い
- 爪楊枝やプラスチック製でゆっくりと外します。
- 画面下の方のネジの方には、何かは不明ですが下にコードがありますので、カバーを勢いで外すといっしょに外れることがあります。
3番の参考画像(ピンぼけですみません)
コネクターこじ開け工具や爪楊枝などで、コネクターを上にあげると外れます。
*コネクターを外したら養生テープなどを貼り電流が流れないようにします。
この作業は必ず行って下さい。
作業中に外したはずのコネクターが接触してた場合破損の原因になります。
これでバッテリーの処理は終了ですので、次はディスプレイ側と基盤を離す作業に移ります。
step
10
ディスプレイ・コネクターのカバーを固定されてるネジは4本です。
*ネジのサイズ:同サイズは画像の青と赤で色分けしてありますので、外したら混ぜないように注意してください。
step
11
ディスプレイ用の3つのコネクターを外します。
コネクターを外す順番は1・2・3の順に外します。画像を確認して下さい。
注意ポイント
3つ目のコネクターを外す時はディスプレイを手で持って固定しないと倒れます。(僕は倒しました)
*元に戻すときは3・2・1の順に戻します。
step
12
難易度
バッテリーを外す作業を行います。
バッテリーに貼られてるテープは以下のように貼られてます。
外す準備を行います。
- 画像①キット付属のピンセットを使いホームボタン側にあるバッテリーの側面のテープ端を掴みゆっくりと上に引っ張り上げます。(1センチ位)
- 画像②真ん中だけではなく両端も均一に引っ張り上げます。
- 画像③白色を目安にして中心にハサミなどで2枚のテープを切り離します。(テープは先端の引っ張り出した黒い部分だけが両方のテープが付いてます。)
画像①
画像②(テープの真ん中は白い色のテープが見えてきます)
画像③(白色が見えるところまで切れば、中心が切り離されます。)
step
13
バッテリーのテープを外す作業です。
まず注意ポイントを参考にして下さい。
注意ポイント
- もっとも重要です。側面のボタンがある側のテープを必ずすべて抜き取る作業を行います。(テープが切れても中側のテープは引っ張り出さない。)
- テープは上に引っ張り出すやり方がありますが、100%切れると考えてます。(初心者はやらない方がよい、僕は速攻で2枚切れました)
- ホームボタンコネクターが付いていた箇所に触れるとテープは切れやすくなる
超重要なことをお伝えします。
バッテリーはLi-ion電池を使用してますので、曲がり・衝撃・過度の熱などで爆発する恐れがあります。取り扱いには十分に注意しなければなりません。
やり方ポイント
- ドライバーを使ってテープを巻き取るやり方がおすすめです。
■ まず養生テープなどを使い本体に傷がつく恐れがある箇所に貼っておきます。
■ あくまでもイメージ画像ですが、巻き取るようにします。(画像は切れてしまったので側面に移動しながら巻いてます)
■ 最初の黒い部分をできるだけ引っ張って、白色のテープの部分をドライバーに巻きつけます。
- テープを引っ張り出すには、注意ポイントでも説明してますが、危険な作業ですがバッテリーを若干まげなければなりません。(無理やりに曲げるのはNGです。あくまでも必然的にです。)
- バッテリーを浮かすには、大きなヘラを使用します。(キット付属のコネクターこじ開け工具は絶対に使わないでください。先端が鋭くなってますのでバッテリーに食い込む恐れがあります。)
- ドライヤーで側面を軽く温めます。軽くで十分です。(やりすぎは注意です。バッテリー側からは絶対に温めないでください。)
- 再度ボタン側に大きなヘラを使い浮かせるようにして、キット付属の三角の工具で若干浮かせます。
- ドライバーに巻きつけたテープを巻いていきます。(画像のように側面にずらしながらでも最後まで引っ張りだします。)完了したら2枚目のテープの作業に移ります。
- 側面の側のテープが完了してることで、バッテリーを浮かすことが簡単になってますので、テープが仮に切れても、できるだけバッテリーを浮かせながらドライバーで巻けば完了できます。
step
14
キット付属のバッテリーにテープ貼り、本体にバッテリーをセットする作業に移ります。
貼るポイントは、細くなってる方をバッテリー端に合わせる。
- ブルー色のフィルムを剥がしてバッテリー側に貼ります。
- コネクター側に残るブルーフィルムは後で剥がします。
*斜めにズレる恐れがありますので注意しながら作業をします。
step
15
バッテリーを本体に貼る作業です。
注意ポイント
- 上部と側面に寄せてバッテリーを貼ります。
- コネクターが収まる隙間を作ることが重要です。
戻すときの注意ポイントを説明します。
戻す作業の注意ポイント
- すべてのネジは磁石に反応しないネジがあるようです。小さすぎて無くさないように注意が必要です。
- コネクターを戻すときは無理やり押し込まないのが重要です。合わせを確認して押し込みます。力技は破損の原因になります。
- 最後にバッテリーコネクター付近の、不明なコネクターが外れてないか確認して下さい。
- 最後のライトニングケーブルの脇2本のネジを回すときは注意が必要です。(最後にネジを回す時は、ディスプレイを押さえ、押す力を強めたり弱めたりしながらネジを回します。この時ネジに負荷がかかるように感じたら無理やり回すのはやめるのが重要です。あくまでも負荷を感じないように回します。ネジの破損は取り返しが付きませんので注意して行います。)
今回使用した道具
■ バッテリー交換キット
■養生テープ
■爪楊枝
■便利アイテム(バッテリー交換キット付属で足りないと感じる工具)
- 吸盤は2つ必要
- 大きいヘラが必要になる
■次期 iOS15を使える機種の中にも、iPhone SE(第一世代)は選ばれており、来年2022年も安心して使えますね。
持ち易くポケットの中に入れても気にならないサイズで、HOMEボタンが付いた初代SEは、僕たちにとっては最高の機種ですよね。
そんな「初代 SE」と楽天モバイルの組み合わせが、僕はお気に入りです。
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冒頭でもお伝えしておりますが、非常に危険な作業ということは頭にいれておいて下さい。
あくまでも自己責任で行える方の参考になれば幸いです。
最後に、作業時間の目安をお伝えして終わりにしたいと思います。
初めての交換作業時間:1時間30分前後