MACのBoot Campアシスタント使う為には、ハードディスク容量が128gb容量のハードディスクでは厳しい状況になります。
Boot Campを行う最低ハードディスクの容量は、MACのOSの確保に128gbの容量が推奨もされており、残りWindows10の容量の空きが必要になる事になります。
僕も使用してますが、Boot Campを行うには最低256GB以上が不可も無く使える環境と言えます。
現状、使われてるMACやMacbookなどには、ハードディスクが128GBの物もありますが、128GBでも、Boot CampアシスタントでWindows10を使いたいと思われる方も必ずいらっしゃると思います。
ですが、やはりMACのストレージの空きが厳しい状況で断念する方も少なくないと思います。
そこで今回は、ハードディスク128GBを使ってる方でも、Boot CampアシスタントでWindows10をインストールして使える環境を作る方法を解説します。
最初に、簡単に作業の説明をしておきます。
お使いのMACが128GBのハードディスクの場合、外付け記憶媒体(フラッシュメモリー・SSD)等にWindows10をインストールして、使用する時だけパソコンに繋げて外付けハードディスクから、Windowsを起動できる環境を作る方法です。
結果、今の現状128GBのストレージでも、MAC側には不可を掛けずにWindows10を使える環境を構築させる事が可能です。
デメリット:通常のBootCampアシスタント使用よりも、外付け記憶媒体分(ハードディスク)の金額分が掛りますのでご了承ください。
個人的な意見ですが、外付け記憶媒体の種類、フラッシュメモリーとHDD(SSDも含む)を使用した場合の感想を言うと、USBフラッシュメモリーを使用した場合、熱が発生し易くなりますので、長時間の使用目的とした場合、発熱量が少ないHDDやSSDを使用したほうが安心して使えると思います。
Boot CampアシスタントでWindows10を使える環境を作る方法
まず今回の作業で必要になるモノを説明します。
- MACのパソコン
- Windowsのパソコン
- 外付け記憶媒体(有料)
- Windows10認証プロダクトキー(有料)
MAC Boot Campアシスタントが可能モデル
- MacBook (2015 年以降に発売)
- MacBook Air (2012 年以降)
- MacBook Pro (2012 年以降に発売)
- Mac mini (2012 年以降に発売)
- iMac (2012 年以降に発売)
- iMac Pro (すべてのモデル)
- Mac Pro (2013 年以降に発売)
Windows10認証プロダクトキーの入手方法
Boot CampアシスタントでWindows10をインストールする場合、Windows10の認証プロダクトキーが必要になります。
- マイクロソフト公式サイトで購入できます。
- もしくは、家に古いパソコンがあれば購入はしなくても使える場合があります。
OS:Windows7、Windows8,1 どちらかです。本体裏側や側面などに認証プロダクトキーがあれば、その認証プロダクトキーで無償でWindows10・Pro/Home問わず、どちらでも選んで認証可能になります。
古いPCでも不可能なパソコンが存在してます。OSについてこちらも参考にしてみて下さい。
外付けハードディスクにWindows10をインストールする手順
作業を行う前にパソコンの重要であるデーターは、必ず外付けHDDなどにバックアップ等を行なって作業をしましょう。
重要な話
少し補足的な話になります。外付け記憶媒体は、Windowsインストール作業で別のフォーマットを行いますが、古いHDDやUSBフラッシュメモリーなどを使用する場合、稀に不具合を起こす可能性があります。
これについては、1回しか経験した事がないので曖昧なことしか言えませんが、記憶媒体において(特にSSDやメモリー)たとえ古くても新しい状態(書き込みをした事が無い)であっても、極稀に書き込みロックが掛かる状態になり、以降その記憶媒体は使用出来なくなる可能性があります。
記憶媒体においてメモリーで作られるフラッシュメモリーやSSDなどには、元々書き込み回数が決められています。上限を達した物はロックが掛かる仕組みになっていますが、中華製品や安いメモリーなどの購入では稀にロックが早い物もあります。
新品においてはメーカーの保証があり購入先にお問い合せください。
メモリーについて、数年保証が適応される物もありますので購入先などにお問い合せ下さい。(書き込み回数が多い場合の保証が出来るのかは、僕が判断するのは不可能です。)
記憶媒体においては運が伴いますので、始める前に内容を理解した上で、この作業を行うかは、ご自身で判断して自己責任で行なって下さい。
MACのパソコン作業手順
フォーマット作業
- Windows10をインストールする、外付け記憶媒体のフォーマット
フォーマットの基本作業手順は同じです。
MACのアプリ一覧の中にある「ディスクユーティリティ」アプリを使用します。
画面上から「消去」を選択します。
- 好きなファイル名を決めます。
- 階層からexFATを選択します。
- 「消去」をクリックすればフォーマットが始まり完了できます。
Windows10ダウンロード手順
step
1
- USBハブ類は全て抜き起動します。
- マイクロソフト公式サイトからWindows10のISOファイルをダウンロードします。
- エディションの選択:Windows10を選択します。
step
2
言語の選択:日本語を選択します。
step
3
お使いのMACのプロセッサーCPUを参考にしてbitを選択します。
Intel Core 2 Duoも含むi3,i5,i7等は64bitで選択します。(表記Intel Core Duoは32btになります。)
step
4
- BootCampアシスタントを起動します。
- 画面上にある「アクション」から「Windowsサポートソフトウェアをダウンロード」をクリックします。
step
5
- 「場所」とは、ファイルの保存先の選択なので、ご自身の使い易い場所に保存する。下の画像は参考例です。
- 「続行」をクリックします。(ダウンロードが始まります。お使いのネット環境によりますが、時間にして少し長いかもしれません。)
step
6
- ダウンロードが完了したら、使用する記憶媒体(もしくは別の余ってるメモリでも良い)にファイルをドラッグ&ドロップで移動させます。
次にWindowsパソコンの作業に移ります。
Windowsのパソコン手順
step
1
■ 最初にやること
- Windows10をインストールする記憶媒体をパソコンに繋いでおきます。
重要
- 先程、記憶媒体にコピーした2つのファイルとフォルダをデスクトップ等わかり易い場所に、ドラッグ&ドロップで移動させておきます。
step
2
ここからは、Windowsをインストールする記憶媒体(HDDなど)の初期化を行います。
- コマンドプロンプトを開き diskpartと入力してenterキーを押します。
ディスクのパーティションやボリュームを管理するコマンドプロンプトが起動します。(画像2枚目)
diskpart
1枚目
2枚目
step
3
- 次にlist diskと入力してenterキーを押します。
画面にディスクパーティションが出てきます、次のステップに参考画像があります。
list disk
step
4
ここ重要なので間違わない様に注意して下さい。
- 次に「select disk ○」○の部分にインストールを行う、該当する記憶媒体のディスク数字を入力してenterキーを押します。
select disk ○(ディスク数字)
画像のメインディスク0には、右側に※マークがありますがこれはGPTを意味します。
必ずしもメインディスクが0と表示されない場合があるかもしれません。確認不十分の為記載しておきます。
HDD/SSD/USBフラッシュメモリーにも、※マークがある場合がありますから、記憶媒体のディスクを選択する場合注意して選択して下さい。初期化作業なので、MAC側のデーターも全て消去されてしまいます。
下の画像はあくまでも例ですからディスク番号は「1」ですが、みなさんも「1」とは限りません。
結果:ディスク○が選択されました
step
5
- 次にcleanと入力してenterキーを押します。
clean
結果:diskpartは正常にディスクをクリーンな状態にしました
step
6
ステップ4で該当するディスクに※マークが右側に表示された方は、次の様にしてください。
ステップ4で※マークが無い場合は、ここは飛ばしてステップ7に進みます。
- convert mdrと入力してenterキーを押します。
convert mdr
結果: diskpartは選択されたディスクをmdrフォーマットに変換しました。
GPTからMDRに変換しましたという意味です。
step
7
- list part と入力してenterキーを押します。
■ 新品の記憶媒体(HDD・SSD)の場合
「list part」と入力しても結果「このディスクには表示するパーティションがありません」と表示されます。「exit」と入力してenterキーを押したら終了となります。次のステップに移動します。
■ 使い回しの記憶媒体の場合
パーティションの構成がされてる場合、Partition1プライマリとPartition2システムと表示されます。
この場合、次の様に行います。
- select part 1と入力しenterを押します。結果:パーテション1が選択されました。
- delete part 入力しenterを押します。結果:diskpartは選択されたパーティションを正常に削除しました。
- select part 2と入力しenterを押します。結果:パーテション2が選択されました。
- delete part 入力しenterを押します。結果:diskpartは選択されたパーティションを正常に削除しました。
- list part入力しenterを押します。「このディスクには表示するパーティションがありません」と表示されたら、「exit」と入力してenterキーを押したら終了となります。次のステップに移動します。
外付け起動ディスクを作成する
いよいよ最終の、Windows10を記憶媒体にインストールする説明をします。
必要なアプリを、ダウンロードしましょう。
フリーソフト「rufus」を窓の社からダウンロードが出来ます。
「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール
引用:窓の社
起動させてみましょう。
- ターゲットのUSB接続された記憶媒体を選択します。
- Windowsファイルを選択します。(ファイルは赤枠がある。下の画像を参考にして下さい。)
- 「Windows To Go」を選択します。
- 「MBR」を選択します。(ターゲットシステムも一応画像の様に確認して下さい)
- ボリュームラベルは名前になります。
- 最後に「スタート」をクリックしてインストールをはじめます。
- インストールするWindows10バージョンを選択します。
7番のインストールするWindowsのバージョンを説明します。
基本的にはバージョンを決めるには、購入されたWindows10の認証プロダクトキーのバージョンを選択します。
2番の参考画像
Windows10セットアップ
ここからは参考記事がありますので、参考にしてみて下さい。
記事の目次から「Windows10セットアップ」を参考にして初期設定はこの次にある「起動方法と初期設定(ドライバーのインストール)」で説明します。
MacにWindowsをインストールしてみた!【Boot Campアシスタント】まとめ
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起動方法と初期設定(ドライバーのインストール)
起動から、ドライバーのセットアップを説明します。
1,キーボード「option」キーを押しながら「電源キー」を押します。 (電源キーは離しても「option」キーは押しっぱなしにします 指は離さないでください)
2,ディスク選択画面で「EFI Boot」を選択し、下の⬆矢印をクリックします。 Windows10起動画面に移ります。
3,Window10初期設定画面が始まり、1度は自動で再起動が始まります。 再度、キーボード「option」キーを押しながら「電源キー」を押します。
Windows初期設定が始まりますので進めてください。 初期設定でパスワード入力がありますが、何も入れないでも次に進めます。
(後でも設定可能です。)
4,windowsが起動出来たら、Windows10を使う為のデバイスドライバをインストールします。 「WindowsSuppot]フォルダーをクリック
6,「BootCamp」をクリックします。
7,「Setup」クリックしてください。 全て必要なドライバインストールが始まり、終われば全ての機能が使えます。
8,最後に、インターネットを使用するのには、 認証プロダクトキーが必ず必要になります。
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最後に
MACの容量の128GB以下のストレージには、外付けのWindows10起動ディスクが作成できます。
今回の、作業は少し大変かもしれませんがチャレンジしてみて下さい。
参考:この様な作業が初めての方なら、半日位時間が掛かるかもしれません。